女子のいる風景

2005年 10月 21日 ( 2 )

私だけ?

家の近くの高校から放課後になると
ズンドコズンドコズンドコ… いや、そうじゃない、
ドンドコドンドコドンドコ…和太鼓の音が聞こえて来る。

夏の日の、まだ陽も高い時間帯のそれは、実に力強く勇壮な響きを聞かせていたが、
深まりゆく秋の、薄暮れの頃に聞くそれは
どことなくもの悲しく、哀愁を帯びていたりする。

一人そっと目を閉じると浮かぶ光景…

玄界灘の断崖絶壁で荒波のしぶきを浴びながら、
真っ黒に日焼けした引き締まった体に真っ白なフンドシいっちょで、見事にバチをさばく一人の男。
太鼓の音に合わせて、鍛え上げた筋肉が震える。
その後姿をぼんやり眺める、恋に疲れた女(アタイ)。

言っておくが
女はただボーッと眺めているだけ。
男の締まった尻に、過去の男の面影を見ているわけではない。
震える筋肉に、新たな出会いを予感しているわけでもない。

ただ、ひとつの風景として
流れる太鼓の音色に身をまかせてぼんやりと眺めている。
たったそれだけのこと。


しかし、なんでだ?

振り向いた男の顔は…



  山本譲二…



母、病んでますか?
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by mekemeke_n | 2005-10-21 11:53 | 女のためいき

誤る

日曜の夕食時に突然 「耳が…耳が痛いー!痛いよー!耳がぁぁぁぁー」
と泣き叫ぶ、当時幼稚園児の次女。

こりゃぁただ事ではないと、休日の当番医を探し、大急ぎで連れて行く。

「どこだい痛いのは、ここかい?こっちかい?」
老医師の問いかけに、ひぃひぃ泣きながらも

「いいえ違います。もっと奥の中心部分から少し右です」

と、しっかりと?答え、医師に大笑いされる次女。

次女は幼い頃からおしゃべりが得意で
母もびっくりするくらいボキャブラリーも豊富な女の子だった。

6歳にして
「チューペットアイスって、チュウチュウアイスの正式名称でしょ?」とか
同じアパートから引越して行く人に
「今度は一戸建てですか?」とか
近所に建築中の豪邸の施主らしき人に
「噂では、どこかの社長さんじゃないかって言われてますが
そうなんですか?」とか

オマエ、「子どもの皮を被った大人」だろ?
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イラストbyチビスケちゃんから拝借


と思わせるような、流暢な日本語を操っていた。

が、しかし、時にそれは使用方法が違ったり
ん~、似てるけど、全然違う言葉なのよ
という事もしばしばで、

昼のメロドラマ(今でもそう呼ぶのでしょうか)を見ながら
「こういうの苦手なんだよね。ネバネバしてんの」とつぶやき

あんた、ソレを言うなら ドロドロ でしょ!と妹に突っ込まれたりしている。


中学生になったある日のこと
TVでは
さえない中年男が、金だけが目当ての若いおねえちゃんに翻弄されて…
てな内容のドラマをやっていた
(スミマセン、親子でこんなもん見てました)

始まってすぐに娘は
「あ~、もうわかったよ。これってさ、結局さー
 この女がこの男を手塩にかけて、金だけ巻き上げようってわけよね」

と、得意げに鼻の穴も膨らまん勢いで…

は?手塩…に?
それを言うならあんた…

「手玉に取って」でしょ!!



「手塩にかける」ってのは
大切に大切に慈しみ育てること。ではないか?



次女13歳の夜
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by mekemeke_n | 2005-10-21 09:22 | 子ども部屋



すっとこどっこいな三姉妹の回想録とぐうたら母の愚痴だったり妄想だったり…